たなから1金

最近はまっているボードゲームについて書き散らかします。

【アルナック-100day ranking】Parrot

Parrot / オウム

概要

購入コスト:2金 / 移動力:1船 / 終了時得点 2点

カードを1枚捨てて、宝石を得る。

評価

ランクD(37/40位)

  • 序盤:〇
  • 中盤:〇
  • 終盤:〇

解説

幸運を運ぶ赤いやつ。伝書バトと同様の、効果を選べない代わりに1金安いランタン枠である。 伝書バトとの最大の違いは、その使いにくさにある。

そもそも、アイテムというのは限られた手札を消費する。安価なアイテムは、複数デッキに獲得できるのが強みだが、反面手札が不足しがちになる。それ自身に加えて追加1枚の手札消費を強いるオウムは、移動力や資金・磁石の不足を生じさせやすい。

特に、発見された場所の中で宝石を生む場所が多いと、宝石ばかり余ってしまうことがままある*1。終盤は得点源として重要になる宝石だが、序盤~中盤、研究に使えないタイミングではただの置物だ。アップトレードで矢じりや宝石にもなり、遺物発動のコストとしても使える石板とは明確に異なる。盤面が分からない序盤にオウムを入れてしまうのはリスクがある。

一方で、ドローできる場所があったり、宝石を得られる場所が少ない場合は頼もしい味方となる。他にも、恐怖が余りそうだとか、手札の状況が計算できているならば、2金で2点を得つつ獲得しても全く損がない。次ラウンドで、1宝石あると研究がいい場所まで進められそうならばなおさらよい。

扱いが難しい気分屋だが、うまくとりなせば勝利の立役者となるだろう。

ここまでの格付け表

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これまでに公開されたアイテム
casual-boardgamers.hatenablog.jp

*1:鳥か蛇か、研究トラックによっても変わる