たなから1金

最近はまっているボードゲームについて書き散らかします。

【アルナック-100day ranking】Grappling Hook

Grappling Hook / 鉤縄

概要

購入コスト:2金 / 移動力:1車 / 終了時得点 2点

カードを1枚捨てる。その後、カードを1枚ドローして、1枚廃棄する。

 

評価

ランクE(39/40位)

序盤:×

中盤:△

終盤:△

 

解説

手札を捨てて1ドローするデッキ回転効果と、廃棄の効果がある。

注意すべきは、鉤縄自体を使うために1手札使ってしまっているということ。効果アイコンだけ見ると強そうに思えるかもしれないが、実際には1手札失って1廃棄しか生んでいない。

同じ2金の斧やたいまつが追加で石板や磁石を生んでいることを考慮すると、1手札捨てるコストがなくなってようやく見合うかといったところだろう。

 

とはいえ、恐怖を大量に受けてしまった場合や、強力なカードを多数獲得できた場合は活躍しないわけでもない。

特に、恐怖と引き換えに大量のお金を生む遺物:大蛇の黄金と組み合わせるのであれば、2金くらい投資しておいても損はないだろう。

ちなみに、2金2点なので、5ラウンド目に出ていたら取り合いになるかもしれない。

 

その他

アイコンだけ見るとデッキ回転+廃棄で、ほかのデッキ構築ゲームをやっていた人にとっては滅法強いように感じられるかもしれない。

そもそも、このゲームは意外と廃棄が余ったりする(だいたい廃棄ボーナスの守護者のせい)のもあるが、もっと重要なのは、このゲームではデッキ回復(同じアイテムを使える数)が最大4回しかないということだ。

デッキを最適化したところで、それを活かす頃にはゲームが終わってしまう。どんなにデッキを圧縮しても、打ちたいカードを打てる回数は高々1回増えるかどうかだし、それだってドローボーナスで回したほうが建設的だろう。さらに言えば、アイテムや遺物が同時に点数カードでもあるので、効果が強いカードだけ厳選されたデッキを作ったところで点数が足りない。

デッキ圧縮より今の2金、今の生産アイテムだ。

 

ここまでの格付け表

https://casual-boardgamers.hatenablog.jp/entry/2021/06/05/181858

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