たなから1金

最近はまっているボードゲームについて書き散らかします。

【アルナック-100day ranking】Steam Boat

Steam Boat / 蒸気船

概要

購入コスト:3金 / 移動力:2船 / 終了時得点 3点

2磁石を得る(フリーアクション)

評価

ランクA(4/40位)

  • 序盤:☆
  • 中盤:◎
  • 終盤:◎

解説

2磁石を得る。もはや説明不要で強力なアイテム。基本的な運用は自動車の記事を参照のこと。

磁石の強みの解説として、遺物にも少し触れておこう。 星図と頭蓋骨は、強力な遺物の代表格だ。ランク2の場所に匹敵する生産力を、それぞれ1金・1磁石と引き換えに、考古学者コマも移動力も使わずに得ることができる。 星図は状況に応じて得るリソースを選べることが強み、頭蓋骨は運に左右されるが星図よりも若干大きいリターンを得られるのが強みである。

オカリナは移動力を求められ、先導者の杖はランク1の場所相当の生産力しかないため、若干上記2つよりも劣る。考古学者コマを動かせるので、守護者討伐数を稼ぐまたは恐怖を回避する効果を狙ったり、ランク2の場所を2回たたいたりしたい。

刻印の刃やアラ・アヌの偶像は、素点と研究リソースを両得できる。磁石生産力を確保できたなら、積極的に狙っていきたい。ちなみに、遺物獲得の研究ボーナスと組み合わせると、1ラウンドに2研究進められることもある。

同様に、日時計や狩猟用の矢、石の鍵など、研究リソースに変えられる遺物は競争が激しい。早めに確保したい。

資金が潤沢になると、弓などのアイテムで素点と磁石回収を両立できたり、そのラウンド中に移動力を捻出したりできる。商人の秤や大蛇の黄金も魅力的な遺物だ。

飾られた角笛は、良い助手が獲得できなかったときは意外な効力を発揮する。磁石助手か獲得助手と交換できればただで1点得られ、矢じりか宝石助手と交換できれば磁石効率よく研究リソースを獲得できる。ただし、銀状態での交換には慎重になろう。 同様に、儀式用の楽器は1磁石で2点になりうる。太鼓のほうは手札1枚消費が重いので使いにくい。

遺物の噛み合わせが抜群だった場合は、その他の方法では届かない場所まで研究を伸ばしうる。研究ボーナスは意外と大きいので、1段階進められると2にも3にも膨らんでいくことは少なくないのだ。そして研究が大きく伸びることはすなわち、研究ボーナスを独占できる上に、最終ラウンドで獲得できる寺院タイルが増えることを意味する。その上、遺物の素点までついてくる。さらに、他のプレイヤーが遺物の爆発力を利用してしまうことも予防できる。このあたりが磁石重視戦略の強みであろう。

ちなみに、遺物でデッキが埋まるので同じアイテムを使える回数は減りがちになる。素点の低い双眼鏡や犬を使う場合は気を付けたい。強いアイテムを獲得できた場合は、水晶の耳飾りなど、デッキを回す遺物を差し込めるとよいだろう。

ここまでの格付け表

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これまでに公開されたアイテム
casual-boardgamers.hatenablog.jp